2024年3月18日（月）から3月31日（日）までの間に行った「Flower Photo Garden2024」コンテストの受賞作品を写真家・並木先生のコメントとともにご紹介いたします。なお、346票の投票をいただきました。
投票いただいた皆様、ご協力ありがとうございました。

それでは各賞の結果を発表いたします。

「GRAND SHIP賞」（審査委員にて選定）

〇並木先生講評

ひらひらと舞い落ちる花びらの作品は数あれど、舞い上がる花びらの作品はなかなか見ることはありません。見上げた構図が舞い上がる雰囲気を出していますが、それ以上に割と少ない青空の空間にしっかり花びらが散らばっているので手前の桜に全く負けていないところがいいですね。一緒に見上げているような気持ちになって自然と笑顔になる作品です。

「特別賞」 （写真家 並木先生により選定）

〇並木先生講評

シュウメイギクと長く伸びた影が秋の雰囲気をさりげなく演出していて素晴らしいと思います。漆喰の壁の光のよるグラデーションもシンプルな構図にとても良いアクセントになっています。花数も少なく、背景も近いこのような場所は見た目が地味なのでなかなかレンズを向けようとは思いません。しかし、こういう場所こそ注目した人しか撮ることのできない作品に仕上がるんですね。これからも自信を持って撮影してください！

「オーディエンス賞」 （来館された皆さまの投票により選定）

〇並木先生講評

桜のボリュームも見事ですが、それ以上にこの星の数の多さに圧倒されます。作品でこれだけ感動する景色なのですから、実際には撮影するのを忘れてしまうくらい素晴らしい景色なのでしょうね。自分がこの場にいたら口をぽかーんと開けて固まってしまいそうです。なんてことを考えてしまいました。

「オーディエンス賞」 （来館された皆さまの投票により選定）

〇並木先生講評

望遠レンズの圧縮効果を使って密度を濃くし、隙間なく咲き誇るルピナスの群生のイメージに仕上げていますね。でもそれ以上にこの女の子が可愛い！　コメントにあるようにもっとはしゃいでいる表情が出ていたらワンランクアップした作品に仕上がっていたでしょう。

「オーディエンス賞」 （来館された皆さまの投票により選定）

〇並木先生講評

蝋梅が咲く時期はまだ木々の芽吹きもないため地味な背景になりやすいのですが、そのような背景が一切入っていないので蝋梅の美しさが引き立っていますね。ついつい香りを嗅ぎたくなってしまうくらい魅力的な作品に仕上がっています。

〇並木先生総評

昨年以上にバリエーション豊かな作品が展示されており、ひとつひとつの作品を見るだけでキレイな花がたくさん咲いているところに行ったような気分になれました。写真はこう撮らなきゃいけないという決まりはなく、キレイだなと思うところが表現できればどんな撮り方をしてもいいのです。これからみなさんが花を見て感動した気持ちを来年の展示でちょっとだけお裾分けしてくれることを楽しみにしています。

本写真展は地元の「フォトショップHAZUI」との共同企画です。ご質問等何でもお気軽にご相談ください。

住所：横浜市栄区笠間1-1-1ルリエ大船115B

※GRAND SHIP向かい「ルリエ大船」の1階に店舗がございます。

TEL: 045-895-1547

Mail: info@photoshophazui.net